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Voice ~参加者の声~ [大学生交流事業] vol.31 當間 佳奈(とうま かな)さん

人生のターニングポイント

写真を拡大 台湾旅行での写真

名前
當間 佳奈 とうま      かな さん

プロフィール
1999年沖縄県生まれ。2018年4月、琉球大学に入学。同年9月、吉林省延辺大学にて行われた中国「ふれあいの場」大学生交流事業に参加。翌年2019年9月から延辺大学に1年間交換留学。


人生のターニングポイント


写真 写真を拡大 2018年9月に行われた大学生交流事業

  私は当初、中国への興味があまりなく、高校生の時は英語や欧米に憧れをもっていました。しかし、大学に入学し、中国語への興味が芽生え始めました。私の住む沖縄県は、観光立県ということもあり、中国語圏の観光客が増加しています。徐々に中国語を身近に感じ、中国語への興味・憧れが生まれたのです。大学に入学して間もない頃、高校からの付き合いのある友人に誘われ、海外に行けるチャンスということに心を揺さぶられ、大学生交流事業に応募しました。そして、ついに私たちは中国でイベントをする切符を手に入れることができたのです。このイベントへの切符が、私の大きなターニングポイントとなるとは、当時思ってもいませんでした。

  私たちの派遣先は吉林省延辺大学でした。沖縄から遠く離れた中国東北部に位置する延辺。あまり聞き馴染みのない地域に不安を抱きつつも、沖縄の魅力を伝えたいという一心で、カウンターパートと計画を練り、連絡を取り合いながら準備を進めていきました。徐々にみんなの親睦も深まり、私たちの心もひとつとなっていきました。そしてイベント当日、あいにくの雨の中、約400人もの方が来場してくださり、イベントは大成功となりました。

写真 写真を拡大 延辺大学留学中 キムチ祭りに参加

  イベントを通し、私は延辺のことが大好きになりました。延辺は“朝鮮族自治区州”ということで、中国と朝鮮文化が混じりあった独自の文化をもつ地域です。この延辺は、沖縄の異国情緒溢れるチャンプルー文化(混ざり合う文化)と共通しているなと感じ、どこか惹かれるところがありました。また、延辺大学の学生の素晴らしさに感銘を受けました。延辺に渡航する前の中国人の印象は声が大きく、マナーが悪いなど少し悪い印象を持っていました。しかし、カウンターパートの直向きにイベントに取り組む様子、中国語のわからない私たちに日本語で一生懸命にコミュニケーションをとる姿や温かさに胸を打たれました。そして私はこのイベント終了後、また延辺大学に行きたい!と強く思うようになり、延辺大学が琉球大学と大学間協定校であるということを知り、迷いもなく延辺大学に交換留学することを決意しました。そしてイベントから1年後、再び延辺大学に交換留学生として戻ってくることができました。


「いざ留学!しかし…」


写真 写真を拡大 留学中 日本文化体験にて沖縄を紹介

  留学生活はたくさんの刺激を受け、たくさんの失敗をしました。まず、最初の1週目の授業はとても辛かったのを覚えています。「なんくるないさー(どうにかなる)」精神で来た私の中国語レベルは、とても低かったのです。会話やリスニングに行き詰まり、先生の言っていることが全く分からず、一言も喋れないまま授業は終了しました。最初の授業でクラスメイトたちは私以外、韓国や北朝鮮から来ていたため、みんなの会話は韓国語…。完全に孤立してしまい、ナーバスな気持ちになったことを今でも覚えています。また、部屋のドライヤーから煙が出たり、水道から青い水が出てきたり、通販で買った物が届かなかったり、たくさんのハプニングを経験しました。しかし、私を救ってくれたのは、やはりふれあいの場の学生のみんなでした。昼ご飯や夕飯を一生に食べながら中国語や文化、流行について教えてくれたり、買い物や一緒に遊ぶ中でカルチャーショックや受けることもたくさんありました。不慣れな土地での生活を彼らにたくさん助けてもらい、今ではクラスメイトとも仲良くなることができ、留学生活を謳歌することができました。又、私も授業が終われば積極的にふれあいの場に出向き、相互学習をしたり、カラオケ大会や日本文化体験などといったイベントに参加させていただきました。

写真 写真を拡大 琉球大学に来た延辺大学の留学生と島人でご飯

  ふれあいの場のイベントや留学生活を通し、日本人、そしてうちなんちゅ(沖縄出身者)としてのアイデンティティを大切にしていかなくてはならないと感じました。他の留学生と交流する中でも、日本文化や日本人に興味をもっている人が多い事を、身をもって実感しました。しかし、私の日本文化の知識は浅く、日本についての質問に答えることができず恥ずかしく悔しい思いをしたり、ふれあいの場の学生の方が日本についてよく知っているなと感じることが多々あります。また、一括りに日本と言ってもそれぞれの地域に風土があるように、中国にも地域によって様々な文化や風土があることを実感しました。これは地域色豊かな延辺に来たからこそ感じることができたのではないかと思います。それぞれの土地には異なる生活が存在し、色んな考え方があり、衝突することはあると思います。しかし、互いに尊重しあい、まずは理解することが必要だと考えます。どのようにすれば理解し協力することができ、提供出来るのか、これが今後の私の課題です。


琉球大学
當間 佳奈
2020年2月28日

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