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日中交流センターからのお知らせ

心連心第11期生 中間研修速報

日付:2017.02.13

心連心第11期生 中間研修速報 

留学生活の折り返し地点

 心連心第11期生の中間研修が、大阪市の湾岸エリアに位置する舞洲で行われました。

 中間研修の目的は、「留学生活前半のがんばりや苦労した点を発表し合い、お互いの良いところを共有しつつ、残りの半年間の具体的な目標を立てる」というもので、1月31日(月)から2月3日(金)まで4泊5日の合宿形式で行われました。生徒たち31名が一同に会するのは、9月に来日して以来半年ぶりとなります。

 2日目から本格的に始まったワークの時間では、それぞれの学校・居住地の特徴や友人やホームスティ先の家族などをたくさんの写真をまじえながら紹介しました。各地の方言紹介のほか、最近学校で流行っている若者言葉を紹介するなど、“今の日本”を新鮮に吸収している様子が覗えました。

 

陶芸を通じて知る文化

 日本、そして研修地である大阪の文化を体験してもらうために、陶芸体験(手びねり)を行いました。今回、生徒たちが体験した『難波津焼』は、かつての大阪港周辺の開発により大量に掘り出された海底粘土を陶土として再利用しているという珍しい焼き物です。陶芸館の講師から基本的な制作手順の指導を受けた後、それぞれ茶碗や花瓶などを思い思いの形にひねっていきます。最後は道具のひとつである鹿の皮を指に巻き、表面を滑らかに仕上げて、好きな色を選択。焼きあがってそれぞれの居住地に送られるのは2ヶ月後です。このような参加型の日本文化体験は、生徒たちにとって貴重な経験になるだけでなく、地方の良きものを広く知ってもらう機会になったことでしょう。

「曖昧さ」について議論

 生徒たちがひと通り各地での学校生活の様子を紹介した後、さらに日本人の特徴についての議論を試みました。来日する観光客が1週間程度で気がつく日本人の特徴と半年間日本に住んではじめて気がつくことを両方アウトプットし、なぜそのような習慣があるのかを議論し発表を行いました。

 日本人はよく、はっきりものを言わずに曖昧な表現を多用すると言われますが、すでに日本滞在期間が半年になる生徒たちにとって、とりわけ難題なのが日本人の曖昧表現のようです。例えば、友人に「お水ほしいですか?」と聞いた際に、相手が「大丈夫です(いいです)」という答え方をした場合、この相手は水がほしいのか、いらないのか、がとて もわかりにくく、とまどうこともしばしばあるようです。

「日本人は相手のメンツを重んじるから、すぐにイエスかノーかわからない答え方をするのでは」といった意見が挙がる一方で「自分が外国人留学生だから一定の遠慮があり、本当の友達だと思ってもらえていないのではないか」という生徒自身の悩みに近い意見も挙げられました。

 残り半年の留学生活で、自分も実際に曖昧表現を真似て使ってみて、何か気がつくことがあるかどうか、五感を使って感じてみることで「曖昧な日本人」を理解するためのなんらかの手がかりが見つかるかもしれません。あきらめずに考え続けてほしいと思います。

対話による気づきを促す

 研修3日目から阿南惟茂所長が参加、生徒たち一人ひとりを激励し、対話の時間を設けました。中国から初めて日本に渡ったとされる「徐福」の伝記を例に挙げながら、日中交流の歴史を易しく解説したほか、所長自身のアメリカ留学経験談を織り交ぜつつ、いかに既存のグループの中に飛び込んで会話の輪に入るかなどについて、実践的なアドバイスがありました。生徒たちからも日本人の価値観について、自分の進路についてなど幅広い質問が多く挙がりました。

 またこの日は、かつて心連心プログラムで日本の高校に留学し、現在、進学や就職などで関西地域に住んでいる先輩6名も応援に駆けつけてくれました。先輩たちからは、大学受験の経験談やキャンパスライフについて紹介があったほか、すでに日本で社会人になっている先輩からは就職活動や日本の会社で実際に働き感じたことなどが語られました。今回生徒たちが心連心の先輩たちと知り合えたことは、自分の進路を考える上での大切なつながりになったことでしょう。

 研修4日目には、京都の清水寺と金閣寺の参観、着物の着付け体験をするなど日本の古都の歴史と文化に触れる機会を設けました。

 研修しめくくりの総括では、堀事務局長からの激励とともに、生徒全員が後半の留学生活の二大目標を発表。「日本語能力試験N2合格」、「剣道で初段を取る」など具体的な目標が次々に挙がりました。

4泊5日の研修中には、生徒全員が寝食をともにし、様々な情報を交換し合い、後半の留学生活を有意義に過ごすための充分な活力を与え合ったことでしょう。7月の帰国までに全員が自分の立てた目標に対して『有言実行』することが期待されます。

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