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イベントレポート

「日本伝統楽器」をテーマにした交流会

2019年度

2019年6月22日(土)

                                                                           

   山東師範大学の図書館5階にある済南ふれあいの場で「日本の伝統楽器」をテーマにした交流会が行われました。山東師範大学大学院生の徐時爽さんが講演者として、日本の伝統楽器を紹介しました。今回のイベントには、山東師範大学の日本人教師である福ヶ迫加那先生をはじめ、山東青年政治学院の日本人教師である山形邦夫先生、山東師範大学、山東青年政治学院、済南大学などの学生約20人が参加しました。

   交流会が始まると、徐時爽さんは日本のバンドが伝統楽器を演奏するビデオを放映し、日本の伝統楽器について紹介しました。日本の伝統楽器とは古来より雅楽の演奏に用いられる楽器の総称で、日本国内では「和楽器」と呼ばれており、大きく分けると弦楽器、管楽器、打楽器の3種類です。
   代表的な弦楽器は、箏と三味線です。
【箏(こと、そう)】
   8世紀の初めに唐代の十三絃箏(「絃」と呼ばれる糸は13本)が日本へ伝わり、後に箏となりました。1921年に民族音楽家の宮城道雄氏が十七絃箏(「絃」と呼ばれる糸は17本)を創り出すと、その後、十七絃箏は雅楽の演奏に広く用いられるようになります。
【三味線(しゃみせん)】
   「胴(どう)」と呼ばれる四角い本体と細長い棹(さお)から構成されており、胴には猫や犬の皮が用いられます。演奏者は、べっ甲や象牙でできたイチョウの葉っぱの形をした撥(ばち)で棹に張ってある絃をはじいて音を出します。
   代表的な管楽器は、尺八です。尺八は、もとは呉国の伝統楽器でしたが、隋・唐代には宮廷中の主要な楽器となり、遣唐使によって日本へ持ち帰られました。長さが1尺8寸であることから、尺八と名づけられました。独特な音色が、「静と動の一体」や「静寂」といった印象を聞く人に与えます。
 代表的な打楽器は、和太鼓と笏拍子です。
【和太鼓(わだいこ)】
   ケヤキなどの硬い木材で作られた「胴(どう)」と呼ばれる本体に動物の皮などの薄い膜を張った、様々な大きさのある日本を代表する楽器です。演奏する以外に、昔は戦の際の通信手段として使われました。
【笏拍子(しゃくびょうし)】
   雅楽などにおける打楽器の一つ。国風歌舞(くにぶりのうたまい)や催馬楽(さいばら)といった、雅楽・神楽・朝廷音楽・能など古典芸能の伴奏に用いられることが多く、2枚の木片から構成されており、演奏者は2枚の木片を打って音を出します。
   徐さんの詳しい説明によって、参加者は日本の和楽器の分類を知ることができました。

   次に徐さんは、曲を聴いて楽器をあてるゲームの形式で、日本の伝統楽器の特徴を紹介しました。第一に、日本の伝統楽器は音色に対して十分に工夫を凝らしています。高品質な音の演奏を保証するために、演奏者はその日の気候、楽器本体の状况や曲調などの要素に合った楽器のパーツを選びます。第二に、日本の伝統楽器は「雑音の美しさ」を追求しています。三味線や尺八などの楽器は、演奏時、微妙なビブラートが発生します。このビブラートは、音楽と調和していないようで、実は日本の伝統音楽の中で重要な部分なのです。第三に、日本の伝統楽器は西洋楽器に比べて音量が小さいです。

   最後に徐さんは、日本の伝統楽器で「千本桜」を演奏するビデオを放映しました。このビデオで、日本の伝統楽器の美しさをより深く感じました。
   今回のイベントを通じて、学生は日本の伝統楽器に対して初歩的な知識を得ることができたと同時に、日本の伝統文化に対する考えが深まり、日本文化を探究することへの興味が高まりました。

 

翻訳:済南ふれあいの場スタッフ 任軼

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