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陳 豪さんの日記

半年間の「特別」な学校生活——部活

2017.01.29

   日本に来る前、日本の高校生活で一番楽しみにしていたのは、なんといっても部活だった。はじめは大多数の男子たちのように、バスケやバレー部とかに入るんだろうな、と思っていたのに、最終的に入部を決めたのは自分とは全く無関係のような文化部の—吹奏楽部だった。

  音楽に関して、少しは経験がある。小学校6年生からはじめたギターは自分の数少ない特技の一つだ。でもギターと吹奏楽って全く関係ないように思える。でもあの日の体験入部の後、たまたま吹奏楽部の顧問の先生と話をしていたら、先生が何気なくある楽器のことを話題にした。それはあまり吹奏楽部ではお目にかからなくて、ずっと欠番だったけれど、確かに存在している楽器、エレキギターだ。これに思わず興味を惹かれた。高尚な吹奏楽が「うらぶれた」ギターとかかわりがあるだって?そんなわけで、ちょっとかわった経験が始まった。吹奏楽部に入部だ! 

 

先生のおかげで、楽器もすぐに用意してもらえた。楽器が手に入ったら、まず初めての大きな挑戦-定期演奏会だ。

 

刷りたての楽譜を手にしたこの時の自分はまさに「懵」の一言に尽きるだろう。よく知らない楽曲、よくわからない五線譜、和弦によるギターもまったく初めて触るもののような感じだった。しかもこんな曲があと8曲ぐらいもあるのだ。しかし本番まではあと1週間半ほどしかない。ボー然としてしまった。先生の自分への期待にも応えたいけれどそれはかなり難しい。どうしたらいい?練習!練習あるのみだ。とにかく和弦を学び、必死で楽理の知識をつめこんで、6日間でなんとか弾きこなせるようになった。しかし試練は寄せ来る波のように次々とやってくる。なんとか弾けるようになったので、みんなとの合奏に加わったらいわゆる「交通事故現場」のようになってしまった。あまり知らない曲でもあるし、しかも自分の技術不足でみんなと合わせて弾くことができない。しかもあまり周りとあっているとはいいがたい楽器で参入したことで、不安と周りとの一体感の欠乏がぬぐいきれなかった。ある人がこんな自分の状態に気付いてくれたことにとても感謝している。忘れられない人、それは前部長先輩だ。休憩時間に積極的に話しかけてくれて、曲の解説や気持ちを落ち着けるよう声をかけてくれた。そして本番では無事、演奏することができた。今回の演奏会は先生曰く大成功だったとのことだ。自分にとっても、生涯忘れられない経験になった。(演奏会の写真)

(最高にイケてる服を着て)

(応援ももらった)

(大事なCD)

この後、全くの予想外のことに、もうすぐ3年生になる先輩たちが引退した。先輩たちの引退式では自分も泣いてしまった。「きっと また会おう あの町で会おう 僕らの約束は消えはしない 群青の絆
また 会おう 群青の町で・・・”」群青の歌声,泣いてしまった。みんなもだ。たった2か月間だったけれど、彼らは自分を後輩として、そして弟のように接してくれた。先輩たちのおかげで、寂しくなかった。

ありがとうございます!

  これからの半年の間に、もう一度演奏会と、先輩たちの卒業式がある。先輩たちのために、自分の先輩たちのために『今から、もっと頑張るぞ!』

コメント

  • 村田さん

    部活動に焦点を当てて半年間を振り返った日記を楽しく読ませてもらいました。吹奏楽部でエレキギターを任され、いきなり大きな舞台に立ったのですね。陳さんが緊張やプレッシャーを感じて辛い時に、先輩さんが気持ちに寄り添って下さったとのこと。わずかな期間だったかも知れませんが、素晴らしい方と練習や舞台を経験できて本当に良かったですね。吹奏楽部は、運動部に負けないくらいチームワークや部員同士の絆を大切にする部活です。演奏を通じて人と人との繋がりを学んだり、日本留学の醍醐味を感じて欲しいと思います。いつか陳さんの出演した演奏会のCDを聞きたいです。これからも頑張ってね!

  • ふーちゃんさん

    こんにちは!日中交流センターの後藤です。陳くんはギターが弾けるんですね~スゴイ!(^0^)/先輩や後輩たちと一体になれる「部活動」は日本生活ならでは、かもしれません。次回の演奏会の報告レポートも楽しみに待っていますよ!

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