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劉 鈺辰さんの日記

北海道の雪

2016.12.11

北海道の雪

大麻の古いJRの駅では、レールはすっかり雪に覆われ全く見えない。ホームの庇も雪を防ぎきれず、足元には雪が厚く積もっている。静かなホームでは人々が白い息を吐きながら、電車を待っている。やっとやってきた電車はゆっくりとホームに向かって来、車輛の上にはやはり雪が降り積もり、車窓には雪が張り付いている。車輪の発動機が雪をまき散らしながら進んでくる。

電車に乗り込むと、暖かい空気が押し寄せてきた。外のマイナス10度の気温と比べると気温差は30度近くになる。おかげで車内の窓ガラスは真っ白に曇っている。窓際の席に座っても全く外が見えないが、きっと雪がふりしきっているのだろう。指で窓ガラスに落書きをしていたら、小さいころ、母がガラスに小さい足跡の書き方を教えてくれたことを思い出した。ぎゅっと握った手をガラスに押し付けて、次に四本の指先でちょんちょんと跡をつける。足跡のできあがり。あっという間にガラスには点々と小さな足跡がつけられた。

駅を出た後も、雪は一向に降りやまない。雪が体にも吹き付ける。道の両脇に寄せられた雪は腰の高さにまでなっている。道の真ん中は、人が通れるように狭い通路ができている。足元の雪でも4、50センチはあるだろう。歩くたびにざくざくという音を立てる。雪と自然の音だ。歩きながら、ふいに中国で2008年におきた雪災のことを思い出した。交通もマヒし、電線も断たれた。それと2009年,自分が小学生だった時のこと。石家庄で大雪がふり、三日間の休校になった。当時は、きっとこれが生涯での一番の大雪だ!と確信していたのに、時が過ぎ、まさか今日、ひとり異国の地にたっていることになるなんて予想もできなかった。——氷雪の聖地、北海道に。中国にいたときの雪災よりさらに大雪を体験し、そのなかでの静かさ、整然さ、慣れた様子で日常を過ごす日本の北海道を体験している。

カラフルな低い家屋が白い雪の中に建っている。まさに幻想的な風景だ。高い建物、スクリーンもとてもきらびやかだ。積もった雪の中にニョキっとたつ真っ赤な郵便ポストはにはドキッとしてしまう。だって雪の中では赤い色は一番目立つので驚いてしまうのだ。

雪は交通標識、信号、木の上にも降り積もり。。。。すべてのものを真っ白にしてゆく。にぎやかな札幌の街を、全て覆いつくしてしまうような。歩いてゆくと、どんどん足取りが軽くなってゆく。道の真ん中には、はやくも雪が降り積もり始めている。降り積もった雪の上をスピードも落とさず自動車が轟音と雪煙をあげながら通り過ぎてゆく。静けさと喧騒。この街にぴったりの言葉だ。こんな冬は、清浄で孤独ではない感じを与えてくれる。

こんな雪景色は,ある種の孤独感と素晴らしさを感じさせてくれる。この大雪の降る場所で、16.7歳の留学できるこの時間をしっかりと過ごしてゆこう。

 

コメント

  • 村田さん

    また北海道での生活の様子を日記に書いてくれてありがとう!雪景色の中に真っ赤なポストが有ると、赤さが際立ってドキッとするとのこと。「私もその様子を見てみたいなぁ」と思っていたら、写真の中に紅い柱の建物が有ってビックリ!真っ白い雪に覆われた景色の中では、赤い色がこんなにも強烈に目立つんですね。ところで、劉さんがお母さんから教わったという足跡の描き方、初めて知りました。今度曇ったガラスを見つけたらやってみます♪

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