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Voice ~参加者の声~ [中国ふれあいの場] vol.12 金秀東先生

元延辺ふれあいの場の運営担当者金秀東先生の経験談

写真を拡大 まるで漫画の中の主人公になった気分になりました!京都国際マンガミュージアムにて。

名前
金秀東   先生

プロフィール
金秀東先生、1975年生まれ、延辺朝鮮族自治州竜井市出身。2002年に延辺大学で外国語言学・応用語学文学の修士学位を取得し、2011年には延辺大学でアジア・アフリカ言語文学博士学位を取得。現在は延辺大学の日本語専門教授として、また2016年からは日本語専攻における共産党支部の書記も兼任。

2012年4月から2015年9月まで、延辺ふれあいの場の運営を担当させていただきました。延辺ふれあいの場は委員会を設立し、そこで様々なことを討議しています。委員会のメンバーは主に学内外の日本語教師、日本人の日本語教師、日本人会のメンバー、日本人留学生等、様々です。イベントを開催するたびに委員会のメンバーは日本文化に対して興味を持っている人たちを誘います。これがイベントを成功に導く基盤になっていると思います。学生ボランティアは計画部、宣伝部、生活部、組織部と4つの部門に分かれ、イベントの計画から立ち上げまで、学生たちが担当しています。教師は学生たちの監督・指導に協力して、学生の運営能力や責任感が育つように心がけてきました。

写真を拡大 「心連心」のおかげで素敵なお誕生日となりました。「心連心」は私にたくさんのかけがえの無い思い出を作ってくれました。中国延辺にて。

今振り返ってみると、ふれあいの場の運営を担当させていただいた3年半は、私の10数年間の教職人生にとっても、たいへん貴重な体験で、一生忘れられない思い出になりました。

私が運営を担当させていただいた期間に、サマープログラムを2回開催しました。1回目は2012年8月に開催した「2012中日大学生サマープログラム」です。参加者は日本の大学からの10校の大学の21名の学生代表が、中国の大学からは延辺大学も含め、15カ所から34名の学生が参加しました。正直4月に担当者になったばかりの私は、とてもプレッシャーを感じました。経験は全くのゼロからのスタートだったので、ミスを起こさないよう、一歩一歩を慎重にメモを取りながら確認していました。皆さんの努力のおかけで、サマープログラムは大成功を収めました。2回目のサマープログラムは2015年8月に行われました。サマープログラムが終わった後、すぐにふれあいの場の運営担当会議が行われました。8日間に及ぶこの2回目のサマープログラムは2012年のサマープログラムの運営経験もあり、1回目と比べるとそこまで緊張はしませんでした。2012年のときの経験も活かして、2回目のサマープログラムも順調に成功に終わりました。

写真を拡大 熱意あふれる先生とカウントパートたち、「心連心」の大学生交流事業はこれからもますます発展していくでしょう。中国延辺にて。

2013年3月に行われた「東游記」と2014年9月に行われた「結まーる」も日中大学生による交流イベントでした。交流イベントを開催するたびに、「どうしたら日本文化に興味のある人たちに日本のことをもっとわかってもらえるのか」はもちろんのこと、「日本の学生にも私たち延辺の独特な文化を知ってほしい」という点にも力を入れて、真の相互交流を果たすために努力をしてきました。また、小さい頃からいろいろな国の文化に接することは、子供たちの視野を広げ、異なる文化に対する尊重する心を身につけることができます。ですので、私も親として積極的に他の保護者を誘い、子供たちに日本文化体験イベントに参加してもらいました。また、子供図書館の館長さんに子供たちを連れてきてもらったこともあります。皆さんからも大変好評で、達成感を味わうことができました。

また、延辺ふれあいの場では「風呂敷」イベントや教師研修会も開催しました。定期的な活動としては毎年2回「日本文化」のシリーズ講座や、1年に1回カラオケ大会、作文大会、総括大会、交替儀式などのイベントも実施しています。

延辺ふれあいの場のボランティア学生たちは、私の最大の誇りです。イベントを開催するたび、彼らは貴重な勉強時間を削り、文句を言わず、イベントの業務を分担し続けています。彼らの才能や情熱には私の想像以上のものがありました。いつもイベントが成功できたのはひとえに学生たちのおかげです。心から感謝しています。

写真を拡大 学生たちの活動の総括を行い、延辺ふれあいの場の担当者としての経験も振り返ってみました。国際交流基金関西国際センターにて。

2015年9月、いろいろな事情があり、延辺ふれあいの場の運営担当業務から離れることになりました。延辺ふれあいの場の運営を担当している間、頻繁に学生たちと接してきたことで、現代の若者の考えや価値観についてもっとわかるようになりました。これは一大学教員の私にとって、とても貴重な経験でした。本当にありがとうございました。また、様々な日中の交流イベントの運営を通じて、自分の視野も広がり、実は様々な日本文化を体験することができました。長期留学へ行ったことのない私にとってこれも大きな収穫でした。この3年半の間に、計30回のイベントを開催しましたが、私も学生たちとともに歩み、ふれあいの場とともに成長し、一生忘れられない思い出を作らせていただきました。

写真を拡大 ふれあいの場担当者研修に出席した先生方に延辺ふれあいの場の運営状況を紹介。延辺大学にて。

延辺ふれあいの場の担当業務からは離れましたが、今後もふれあいの場の活動をフォローし、関わっていきたいと思います。日本語専攻における党書記に就任してからも、学生生活とふれあいの場の活動をつなげられるように努力しています。延吉市にある小学校で行われた「合作共建(協力して共に創造する)」という活動では、延辺ふれあいの場のボランティアたちを率いて、浴衣体験や和風のおもちゃ体験を実施し、好評をいただきました。このイベントも小学生と先生たちが日本文化を知るきっかけになったのではないかと思います。

写真を拡大 長白山の霊気を体で感じ、心と心を結び合う。中国延辺長白山に登山。

延辺ふれあいの場のおかげで、日本文化に関心のある延辺市民が日本文化を体験し、日本の社会について知る機会を持てるようになっただけでなく、延辺大学の学生たちにとっても、自分の能力を発揮できる場ができました。これからも、延辺ふれあいの場や、国際交流基金のご発展を、心よりお祈り申し上げます。

2017年2月7日 延辺大学日本語学科 金秀東

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