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卒業生インタビュー

インタビュー 心連心プログラム修了生の「日中交流の担い手」として成長した様子を取材します。

Vol.002 李 康雨潇 さん

名前
李 康雨潇り こううしょう さん

プロフィール
湖北省武漢市出身。心連心の第三期生(2008.9~2009.7)として秋田の高校に留学。現在は、一橋大学経済学部2年に在学中。「経済学研究会」というサークル活動や中国人留学生向け塾講師のアルバイトなど、色々なことに挑戦している。

言語や文化を覚えるのに重要なのは、現地で学ぶこと

中学校で日本について勉強し始めると、やはり現地で学ぶことの必要性を感じて日本の高校への留学を決めました。留学中は中国にはない日本の“部活”というものに憧れ、バスケットボール部に入部。スポーツは得意な方で体力にも自信があったのですが、2年生からの途中入部だったこともり、周りと溶け込むのが予想以上に難しかったのです。憧れと現実の違いを痛烈に感じて、当初はとても辛かったですね。しかし、クラスではすぐに仲の良い友達ができたり、ホストファミリーにも恵まれました。今ではこの1年間の留学全てが貴重な経験だったと感じています。中国に帰り日本について聞かれた時には、単に「日本は素晴らしい」と伝えるのではなく、友人との会話やホストファミリーとの日常といった些細なことを話した方が、より真実に近いと思うんです。そういう意味では、現地でしか味わえない数多くの事象が、日本の言語や文化の理解をより深めてくれましたね。その後、進路を決める際日本の大学を選んだのは、中国の大学とは違う自由な雰囲気に圧倒されたからです。様々な意見が公の場で飛び交う場面を目の当たりにして、衝撃を受けました。より多くの意見に耳を傾けることこそ、人の成長に繋がると思っていましたから。私は迷わず日本の大学に進学しようと決めました。

アルバイトで塾の講師をする李さん。授業が分かりやすいと、生徒からの人気も高い。

サークル活動やアルバイトで得られる貴重な社会経験

2008年のリーマンショックから金融に興味を持ち始めて、その奥の原理や仕組みをもっと知りたいと考え、現在経済学部で勉強しています。専門科目はもちろんですが、その他の授業、例えばフランス語なども非常に面白く感じています。サークルは、大学一年生の時から「経済学研究会」というところに入っています。曜日によって金融・政策などとテーマが絞られた発表会が行われていて、本の内容や自分の考えをそれぞれ発表します。短い時間の中で多くの本を知ることができるので、大変有意義です。また、アルバイトでは中国人留学生向けの塾の講師をしており、受験期には実は苦手だった総合科目を教えています。私は声が通りにくく、大勢の前で話すのに最初は緊張していましたが、今では生徒が飽きない授業作りのため予習に力を入れています。漫才のように5分に1回ネタを仕込んだりしているんです。これはプレゼンの練習にもなりますね。休日は普段読まない英語の小説を読んだりして英語力を高めています。長い休みの時には、秋田に帰って高校時代の友人と会ったり、中国に帰って久しぶりに辛い料理を食べるのも楽しみにしています。

将来は金融業に携わり中国、アジアの人々の生活を向上させたいです。

“金融”のプロとして中国、アジアを発展させたい

これから本格的に「金融サークル」に入ろうと考えています。今までの大学生活では理論的なことを中心に学んできたので、これからは実務的なことを体験して、現実的な社会問題にも向き合っていきたいです。他大学の「金融サークル」も参加するプロジェクトのコンテストがあるのですが、それにも出てみたいと思っています。もちろん金融だけに偏らず、他の業種のインターンシップなどにも積極的に参加して視野をどんどん広げていきたいですね。将来的にはいろいろな国の人の価値観を知って中国、アジアの人々の生活の質を平等に向上させていくことに貢献するのが目標です。そして最終的には、起業が出来れば良いですね。中国の経済発展の先輩として日本が教えてくれることはとても多いので、これからも日本の社会を観察したいなと思っています。

最後に、日本へ留学を希望する方へのメッセージですが、留学というとまず苦労や困難が頭に浮かんできてしまい不安に思うかもしれません。ですが楽しいことばかりではなく、辛いことや驚きこそが将来絶対に自分の糧になると思います。視野を広げることが人生を豊かにしてくれるのだと、私同様留学を通し、皆さんに感じて欲しいなと思います。

取材:2012年9月13日

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